こんにちは、ゲーム制作に精を出しているライムです。
今回は、2023年8月に遊んだフリーゲームの紹介である。
熱しやすく冷めやすい性格のせいで、ひとつのことを長期間続けられないのが悩みの種。7月まではブログの記事をウキウキで書いていたというのに、8月に入った途端、ガクンと更新頻度が下がってしまった。
その分、ゲーム制作は進んだけど。
創作活動をする上でインプットは欠かせない。世の中には、自分の知らないゲームがたくさんあふれている。より多くのゲームに触れれば触れるほど、自分の表現力も高められるはずだ。
ということで、8月は合計4作品をプレイした。
なお、下記で紹介するRPGツクールVXAce製のゲームをプレイするには、事前にRTPと呼ばれるデータをダウンロードする必要があるので注意(ダウンロードはツクール公式ホームページから)。
SIBLINGS
制作者:九乃頭虫 様
ジャンル:高難易度対話型アクションゲーム
制作ツール:WOLF RPGエディター
クリア時間:約1時間30分
すげえ。
語彙力が低くて申し訳ない。それほどまでに打ちのめされてしまった。
爽快感のある操作と洗練された演出。アニメーションはダイナミックだし、なにより、弾きが成功したときの効果音がクセになる。
迫りくる敵の攻撃に合わせ、タイミングよく防御または回避をする――ただそれだけの操作なのに、気づけばすっかり夢中になっていた。
あまりほかのゲームを引き合いに出すのはよろしくないが、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』を彷彿とさせる。あのアクションを、まさか2Dで楽しめるとは……。
どうしても勝てなければ難易度を下げる方法もあるので、僕のようにアクションが苦手な人でも十分楽しめる。
第15回ウディコンの総合グランプリ1位を獲得したそうだが、納得の完成度だ。
すげえ。
瞼の裏の世界
制作者:てるふぉん 様
ジャンル:ホラー
制作ツール:RPGツクールVXAce
クリア時間:約20分
任意のタイミングでボタン(キー)を押すと、見える世界が変化するというユニークなシステムを搭載したホラーアドベンチャーゲーム。
まさか、こんな演出方法があったとは……!
怪物との鬼ごっこや大きな音による脅かしといった派手な演出がない一方、じわじわと侵食してくるような怖さがあった。なんの変哲もない町が、一瞬で狂気の色に染まる様は鳥肌ものだ。
探索は少し単調に感じたものの、隠されていた真実が明らかになるラストは見事。印象深い作品でした。
昼間の明るいうちに遊んでよかった……BGMのない無音の町を探索するのって、けっこう怖い。
ホモになれなくて
制作者:大人の道楽 様
ジャンル:RPG
制作ツール:RPGツクールVXAce
クリア時間:約30分(全エンド回収)
これぞフリゲの真骨頂。
タイトルはあれなのに、起承転結はしっかりしてるし、歯ごたえのある戦闘も楽しめて、ちゃんとRPGしてる。しかもマルチエンド。これだけの量をたった2日間でまとめ上げた制作者の技量に脱帽するばかりである。
確かにBL要素は含まれているが、表現は程々に抑えられており、たいして気にならない。むしろ、テンポよく弾む会話が小気味いい。
クリアするころには、主人公たちのほのぼのとしたやり取りをもっと聞いていたいと思ってしまった。
二人の行く末に幸あらんことを。
キミガシネ ―多数決デスゲーム―
傑作。
あまりに圧倒的なボリュームだったので、感想は別記事で。
コメント