小説

書評

第18回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作『紙鑑定士の事件ファイル  模型の家の殺人』歌田年(著)/感想

あらすじ どんな紙でも見分けられる男・渡部が営む紙鑑定事務所。ある日そこに「紙鑑定」を「神探偵」と勘違いした女性が、彼氏の浮気調査をしてほしいと訪ねてくる。手がかりはプラモデルの写真一枚だけ。ダメ元で調査を始めた渡部は、伝説のプラモ...
書評

『性風俗シングルマザー 地方都市における女性と子どもの貧困』感想/風俗がセーフティーネットとしての役割を果たす国、日本

本書では、とある地方都市に住むシングルマザーに焦点を当て、彼女たちを取り巻く環境、家族、制度に潜む問題を浮き彫りにしています。 記事の最後には、生活していく上で困ったときに相談できる窓口をいくつか載せておきます(本書の中でも触れられ...
書評

『ケーキの切れない非行少年たち』感想/なぜ非行に走るのか、その衝撃の事実

あらすじ 児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも...
書評

さらば令和元年/『嫌なこと、全部やめても生きられる』『サラリーマン副業2.0 人生が好転する「新しい稼ぎ方」』感想

2019年を振り返って あっという間に2019年も終わりですね。 今年はこのブログをはじめてみたり(ほとんど更新できませんでしたが……)、電撃小説大賞に初めて応募してみたり(2次落選)、なんだかんだ新しいことにチャレンジできた...
書評

個性豊かなキャラクターたちが仕掛ける頭脳戦!『破滅の刑死者 内閣情報調査室「特務捜査」部門CIRO-S』感想

「普通じゃない事件と捜査。あなたはこのトリックを見抜けるか?」 はい、こんな帯の文句が目に入ったら、ミステリ好きは買うしかないでしょう! 今回紹介するのは、 吹井賢氏の『破滅の刑死者 内閣情報調査室「特務捜査」部門CIRO-S...
書評

奇妙なバイトから始まる美少女との交流『「私が笑ったら、死にますから」と、水品さんは言ったんだ。』感想

今回紹介するのは、 隙名こと氏の『「私が笑ったら、死にますから」と、水品さんは言ったんだ。』です。 「笑ったら死ぬのはなぜ?」というところが気になって、購入を決めました。 クラスでも目立たず友達のいない男子高校生・駒田に、と...
書評

事件の裏に蠢くおぞましき人間の闇『MASK 東京駅おもてうら交番・堀北恵平』感想

今回紹介するのは、内藤了氏の『MASK 東京駅おもてうら交番・堀北恵平』です。 東京駅のコインロッカーで、箱詰めになった少年の遺体が発見される。遺体は全裸で、不気味な面を着けていた。東京駅おもて交番で研修中の堀北恵平は、女性っぽく...
書評

クラスメイト全員の記憶がなくなった!? ミステリの新境地『君と放課後リスタート』感想

今回紹介するのは、瀬川コウ氏の『君と放課後リスタート』です。 クラスメイト全員が記憶喪失に陥るという、ほかに類を見ない特殊な設定がきらりと光る作品です。 「理想の三組」と呼ばれた高校のクラス全員がある日突然記憶喪失に…!?一...
書評

世にも奇妙な事典! 古今東西の怪異がまとめられた一冊『日本現代怪異事典』感想

誰しも子どものころ、学校の怪談や都市伝説の話で盛り上がった経験が一度はあるでしょう。では、世の中にいったいどれだけの怪談が存在するか、ご存知ですか? 今回紹介するのは、そんな全国津々浦々の怪談がまとめられている、その名も『日本現代怪...
書評

「すべて、吹き飛んでしまえ」なぜ少年は爆破テロを起こしたのか――すべてを失った少年の慟哭が響くミステリ『15歳のテロリスト』感想

本日紹介するのは、松村涼哉さんの『15歳のテロリスト』です。 「すべて、吹き飛んでしまえ」突然の犯行予告のあとに起きた新宿駅爆破事件。容疑者は渡辺篤人。たった15歳の少年の犯行は、世間を震撼させた。少年犯罪を追う記者・安藤は、渡辺篤...
タイトルとURLをコピーしました