RPGツクールの標準機能では、戦闘シーンにおいて敵モンスターの現在のHP量の描写はありません。しかし、あとどのくらい攻撃すれば倒せれるのかわからないのは、プレイヤーにとって不便です。
そこで今回は、敵モンスターにHPゲージを表示させるプラグインを3点ご紹介します。機能を見比べて、ぜひ自分の制作ゲームにあったプラグインを選んでみてください。
EnemyGauge
- 製作者:あわやまたな様
- リンク:https://awaya3ji.seesaa.net/article/486325593.html
プラグインを導入するだけで、敵にHPゲージが描写されるようになります。ゲージはニンテンドー3DS用ソフトのRPGツクールフェスを模したもの。
パラメータからゲージの消去のタイミングやゲージの表示位置を設定可能。ゲージを常に表示させることも、ダメージを与えたときなど特定のタイミングでだけ表示させることもできます。
ゲージ表示プラグインの中では、もっともシンプル。
なお、HPの数値の描写はありません。
Torigoya_EnemyHpBar
- 製作者:Ruたん様
- リンク:https://torigoya-plugin.rutan.dev/battle/enemyHpBar/
こちらも画像を用意することなく、プラグインを導入するだけで敵モンスターにHPゲージの描写がされるようになります。EnemyGaugeとは違ってHPの数値の表示、非表示も選べます。
ゲージは常に表示させておくことも、ダメージを与えたときだけ表示されるようにすることも可能。敵モンスターのメモ欄に記述をすることで、ゲージの位置を個別にいじることもできます。
また、敵のメモ欄に特定の記述をすることで、HPゲージを表示させない敵や、数値を「?????」として表示させる敵も作れます。
普段は「?????」表示だけど、HPが半分以下になるとHPの残り数値が表示されるようになる、なんていう演出も実現できます。
NUUN_ButlerHPGauge
画像なしでゲージを表現できるプラグイン3つ目。
基本的にはTorigoya_EnemyHpBarと類似した機能を持ちます。
ゲージの消去のタイミングや敵モンスターごとのゲージ表示位置の設定はもちろん、敵のメモ欄に特定の記述をすることで、HPゲージを表示させない敵や数値を「?????」として表示させる敵の設定も可。体力を削ることでHPの数値を途中から表示させるようにする演出も同じく設定可。
ほかには、通常はゲージが表示されないが、ある特徴を持ったアクターがパーティにいるときだけ敵のHPゲージを表示させる、といった表現が作れます。
本プラグインを使うには、別に共通処理プラグインと、バトラーオーバーレイベースプラグインの導入が必要になるので注意しましょう。
なお、NUUN氏のプラグインには、HPゲージのほかにMPやTP、TPBゲージを表示させるプラグインもあります。
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