3連休2日目の2024年11月3日(日曜日)、俳優・宮世琉弥さんのトークショーを聞くために、ぼくは東京経営短期大学「秋桜祭」へやってきた。
今回は、その内容をまとめたレポートである。
レポートと言っても記憶だけを頼りに書き起こしたものなので、間違った部分がところどころあると思う。どうかご容赦ください。一字一句完璧におぼえられるだけの記憶力が切にほしい。
ちなみに大学の名称は東京だが、住所は千葉県だ。やっぱり知名度を優先させたのだろうか。
トークショー
トーク前半
開演前。
司会「うちわやグッズをもってきてくれた人、後ろの人や隣の人にかぶらない程度に掲げてもらって大丈夫です! 作りそびれちゃった、という人は、手を思い切り振ってください! 1回練習しておきましょうか!?」
司会の方のテンションがだいぶ高い。まだ始まってもいないのに全力フルスロットルだ。
11時、トークショー開演。
司会「それではご登場いただきましょう! 宮世琉弥さんです!」
上手側の袖から、黒いスーツを着た宮世さんが登場。登壇後、司会の方に促され、ステージの両端に移動して客席に向かって手を振ってくれる。
学祭について。
宮世「チョコバナナを食べたかったんですけど、食べられなかったんですよ。チョコバナナとポテトをお昼ご飯に頼んだのに買えなかったみたいで。売り切れちゃったのかな? (客席を見て)え、ある? じゃあ、あとで買いに行きます(笑)」
会場「キャー!!!」
ポテトの値段が300円であることについて、「愛情が込められてますからね」とコメント。
椅子に座ろうとしたが、椅子をうまく動かせずに手間取る。
ハイテンション司会が、「足載せました!」とか「水を飲んでます!」とか宮世さんの動きを逐一報告してくれた。
そんなパワフル司会にタジタジの宮世さんだったが、去年の『トークィーンズ』で年上女性に振り回されたいと言ってたから、なんだかんだ楽しんでいたのかもしれない。
司会「名前の由来は?」
宮世「ファンの方々から募集して決めました。宮城から世界へって意味で」
司会「俳優とアーティストの演じ分けってあるんですか?」
宮世「ファンの方からよく言われるんですよね。僕がいっぱいいるみたいだって。そんなふうに見えます? 俳優は役があるので、違って見えるかもしれません。でも音楽活動は素の自分なので」
司会「つまり宮世琉弥がいっぱいいるってこと!?」
宮世「あの、ツッコんでもらえませんか?(笑)」
来年1月に開催されるライブについて。
宮世「僕以外にも会えます」
司会「宮世が全員来るってこと!? ついに解禁!?」
宮世「……来ます(笑)」
来たらびっくりだ。
Netflixで配信中のドラマ『恋愛バトルロワイヤル』について。
宮世「1年間ぐらいかけて丁寧に撮影しました。だから髪型がつながってないんですよ。髪が長かったり短かったり。髪が長いときは、1年の初めですね。後半に撮ったシーンでは、短くなってます」
司会の方のおすすめは、6話の49分から。
宮世「どんなシーンでしたっけ?」
司会「え、言っちゃっていいんですか?」
宮世「あ……キスのところですか」
司会・会場「キャー!!」
質問コーナー
観客から寄せられた質問に答えていくコーナー。
質問箱から用紙を1枚ずつ取り出し、宮世さんが名前を読み上げる。当たった人にはマイクが手渡されて、宮世さんと直接やり取りできる特典つきだ。
話の流れが曖昧なため、質問は順不同。
Q.最近ハマっている食べ物は?
宮世「ヨーグルトです。特にグリークヨーグルトで、毎日食べてます」
質問者「一緒のもの食べます」
Q.宮世さんのことが好きすぎて爆発しそうです。どうしたらいいですか?
昨日(11月2日)行われた綱啓永さんのトークショーで、質問者のお姉さん(?)が綱さんに同様の質問をしたらしい。
宮世「そのときは、なんて言われました?」
質問者「『爆発しちゃってくださいよ』」
宮世さん、右手を上げて「爆発しちゃってくださいよ」と綱さんの口調をまねる。よく似ていた。
宮世「軽いなあ、あいつ(笑)。でも綱らしい」
どうしたら爆発を抑えられるのか考える宮世さん。
宮世「(会場を見まわしながら)この中に爆発を抑えたよって人いますか?」
司会「そんな、お医者様はいらっしゃいますか? みたいに(笑)」
ステージ近くの観客曰く、イベントで直接会った際に爆発させているとのこと。まさしく今日のような。
宮世「会って爆発させて、爆発しそうになったら、また会って爆発させる、って感じでいいんじゃないですか?」
Q.最近ハマっていることは?
宮世「カメラです。僕の持っているカメラは重くて持ち運びにくいんですけど、スノ恋(『スノードロップの初恋』)の撮影でいい景色とか見ると撮りたくなります」
司会「(質問者さんは)宮世さんに、どんな写真を撮ってもらいたいですか?」
質問者「センターわけです」
宮世「センターわけ? (おでこの部分を手で囲みながら)え、ここだけ!?(笑)」
司会「センターわけの宮世さんがお好きなんですね」
Q.彼氏ができません。琉弥さん、ぜひ。
宮世「あの、ちょっと待ってくださいね(笑)。夢を与えたほうがいいのか、現実的に答えたほうがいいのか、考えますから」
熟考。その後、意を決したように質問者と向き合う。
宮世「ぜひ(笑)」
質問者「ぜひ」
宮世「ダメですよ! みんな怖いですから!(笑)」
その後、「みんな優しいですから」と発言を修正していた。
Q.宮世さんの印象に残るにはどうしたらいいか?
宮世「こういう場所だと喋ることができないから、やっぱり見た目になっちゃいますかね。コスプレとか全身タイツとか(笑)。あとは、反応してくれると印象に残ります。思い切り手を振ってくれるとか声出してくれるとか。さっきのポテトのくだりもそうですし」
ここで質問者の年齢が11歳であることが判明。
宮世「11歳って何歳ですか?」
司会・会場「!?!?」
宮世「あっ、何年生ですか?(笑)」
宮世さん、ここで重大な事実に気づく。
宮世「待って。11歳に全身タイツを勧めてた……これはよくない! あの、本当にすみません」
司会「記事になっちゃいますよ(笑)。宮世琉弥、全身タイツを勧めるって」
Q.どんな髪型にしたいですか?
質問者は、金髪の宮世さんが好きだそう。
宮世「役に縛られているので、好きな髪型にしばらくできていないんですよ。あと僕の髪、死んでますし。1年ブリーチやってたんで、傷んでいます。なので、できれば染めたくはないですね。ちなみに、僕のことはどこで知ってくださったんですか?」
質問者「8LOOM(ブルーム)です」
宮世「あ、8LOOMね(8LOOMポーズをとる)」
会場「キャー!!!」
司会「宮世さんに、どんな髪型にしてもらいたいですか?」
質問者、答えにまごつく。
宮世「もう、それ(金髪)しか考えられないですもんね」
司会「それしか考えられない!?」
すかさず反応する司会の方。たじろぐ宮世さん。
質問者「今度の握手会にも参加します」
宮世「おぼえておきますね!」
Q.好きな曲はありますか?
宮世「好きな曲……逆に質問者さんは、どんな曲が好きですか?」
自分以外の曲が返ってきて、「てっきりぼくの曲が言われると思ってました」と悲しがる宮世さん。
宮世「けっこう昔の曲をよく聞くんですよ。BLANKEY JET CITY(ブランキー・ジェット・シティ)とか。わかります?」
質問者「わからないです」
宮世「……ですよね。皆さんがわかる曲だと、尾崎豊さんとか」
質問者「それもわからないです……」
宮世「わからないですよね(笑)」
質問者、彼女の付き添いで来場したとのこと。
司会「帰りに、彼女と一緒にぜひ聞いてもらいたい曲とかありますか?」
宮世「『Goodbye, Love』。……いや、冗談です。これ失恋ぽい曲なんで(笑)。聴いちゃダメですよ!」
その後、真面目におすすめの曲を紹介。
Q.岩瀬洋志さんとのエピソードがあれば教えてください。
司会の方、質問用紙を見た瞬間、笑い出す。
司会「これはぜひ宮世さんに読んでもらいたいです」
宮世「(質問用紙を見ながら)『友人の付き添いできました。私は岩瀬洋志さんのファンです』」
自分のファンではなく、岩瀬さんのファンの方を引き当てる宮世さん。
宮世「洋志のどこが好きなんですか?」
質問者「かっこいいところ。あとかわいいところ」
宮世「かっこかわいいってことね。洋志とはこの前、ご飯に行きました。いろいろ相談されます。あと、いつもアゲーとか言ってます。関西人なんでボケがすごいんですよ」
司会「そういうときはどう反応を返しているんですか?」
宮世「もうシャッターを下ろします。ひとつひとつ処理していたら大変なんで(笑)。僕がシャッターを下ろすと、ほかのキャストのところへボケに行きます」
最後、「洋志に伝えておきますね」と質問者の方へコメント。
宮世さん、あまりに付き添いの方ばかりを引き当てるから、「僕もりゅびーず(宮世さんのファンの総称)を当てたいんですよ!」と途中でちょっとすねていた。
その他
どのタイミングで話したのか忘れてしまった話題たち。載せないのも忍びないので、ここでまとめて紹介しておく。衣装についての話題もあったが、記憶が曖昧なので再現できず……
髪型について①
宮世「握手会とかで、髪型のリクエストをたくさん受けるんですよ。前髪作ってとか、センターわけとか」
司会「ぜんぶやったらチリチリになっちゃいますね(笑)。それも素敵かもしれませんが」
髪型について②
宮世「映画『アンダーニンジャ』の撮影のときはカツラでした。中は金髪だったので、もしかしたら、カツラの下から金髪がのぞいているかもしれません(笑)」
髪型について③
司会「ドラマ関係なく髪型を決められるとしたら、どんな髪型にしたいですか?」
宮世「伸ばしたいですね」
観客の反応が悪いことに気づいた宮世さん。
宮世「伸ばしたいと言っても、(肩あたりを示しながら)別にここまでじゃないですよ!」
自分のやりたい髪型が不評であることを受け、ちょっとすねた様子。
宮世「ほんとわがままですよね!(笑)」
宮世さんグッズのうちわで仰ぐ人たちについて
宮世「こういうイベントのときって、だんだん暑くなってくるんですよね。だから、うちわで仰ぐ人をよく見かけます(笑)」
司会「どう思いますか?」
宮世「まあ、それがうちわ本来の使い方ですから(笑)。いいんじゃないですか」
抽選会
抽選で当たった3人にサイン色紙をプレゼント。当選した方が順番に壇上へ上がる。
宮世さん、当選者の名前を色紙に書いて手渡しする。
トーク後半
司会「お忙しいとは思いますが、その中で自分を奮い立たせるコツとかあるんですか?」
宮世「やっぱりファンの方々の存在ですね。これは本当にそうです」
宮世さん、来月発売される写真集の内容について言及する。
司会「それは言っちゃっても大丈夫なやつですか……?」
宮世「大丈夫です。(マネージャーに確認後)あ、ダメでした?」
喋っちゃダメなやつだった。
宮世「まあ、どうせばれますし(笑)。それにマネージャーから、言っちゃだめだと言われてなかったですから」
開き直る宮世さん。でも、髪をかき上げてくしゃくしゃにしたり下向いたり、明らかに動揺していた。
宮世「いま僕の髪、大変なことになっていると思うんですけど(笑)」
黙っていてくださいね、と念を押す宮世さん。
宮世「今年度、まだ解禁するものがあるので、楽しみにしていてください」
最後、司会の方に促され、登場したときと同じようにステージの端から端まで移動してファンサービス。片割れハートを手で作ったり、投げキスをしたりしていた。
下手側に寄った際、ちょうどスピーカーから音楽が流れて、びくっとしていた。
感想
宮世琉弥すげえ。
トークはそつなくこなすし、お客さんをちょっといじる余裕もあるし、笑いまでとれるなんて、どれだけ頭の回転が速いんだ……たまに繰り出される天然ボケがクリティカルすぎて、何度もツボにはまってしまった。こんなに盛り上げ上手だなんて、きっと相当な場数を踏んできたんだろうな。多くのファンの方に愛されているのも、頷ける話だ。
朝5時起きしてよかった。途中、電車が止まるアクシデントに見舞われたときは心が折れかけたが、めげずに西船橋まで来てよかった。おかげで、すごく充実した1時間を過ごすことができた。
ただ、ひとつだけ反省点がある。本当は歓声をあげたいぐらいテンションが上がっていたのに、控えめな反応しかできなかったことだ。まわりの目を気にしてグッとこらえてしまった。せっかくの機会だったのに、もったいないことをしてしまったと思っている。
トークショー、めっちゃ楽しかったです! ご本人様には届かないだろうけど。
今回はトークだけだったので、次はいつかライブにも参加してみたい。そこで、今日の宮世さんとはひと味違う、アーティストとしての顔も見てみたい!
コメント
昨日の人は存じ上げなかったけどこの人は見たことある!