【感想】『ゼノブレイドクロスDE』を遊び始めたら生活がヤバい

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ゼノブレイドクロスDE

 『XenobladeX Definitive Edition』(ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション)を遊んでいる。タイトルが長いので以下ゼノクロDEと略す。

 2025年3月20日(木)に発売されてから早1週間強。まだ50時間ほどしかプレイしていないが、かなりおもしろい。いや、Wii U版をプレイ済みだからおもしろいことはわかっていたけど、心の隅では「でも昔かなりやりこんだしな~」と思っていたから、めちゃくちゃ熱中できてびっくりしている。熱中しすぎて生活に支障が出ているほどだ。

 プレイ時間が伸びれば伸びるほど、家事がおろそかになって部屋の散らかり度合いも進行していく。ゲーム怖い。

 リアルで強制イベントがあったおかげで人間らしい最低限の生活は維持してるけど、それがなかったらいまごろ家に引きこもって100時間ぐらい平気で遊んでいたと思う。

 ゼノクロDEは、とにかくやめどきがわからないゲームだ。ストーリー重視のゼノブレイドシリーズと異なり、ゼノクロDEでは探索に重きが置かれている。そしてこの探索要素がとんでもなくおもしろい。探索の魅力が、これでもかっていうぐらい詰まっている。

 広大なミラの地を、ときには自分の足で、ときにはドールと呼ばれる機体に乗って縦横無尽に駆け回る。すべては、未知の星で人類が生き残るため。

 そびえたつ山、浮遊する島、巨大な建造物。オープンワールドだから、見える場所はどこにでも行ける。

 この先になにがあるのか。広大なフィールドを探索している間、ずっと好奇心が刺激され続ける。あそこまで行ったらいったん休憩しようと思っても、たどり着いた先で新しい発見があるから、ぜんぜん休憩できない。ワクワク感が止まらない。

 序盤だけ見えない壁に行く手を阻まれるが、そこさえクリアすればあとは自由。さっさとメインシナリオを進めていくもよし、ストーリーそっちのけで惑星ミラの開拓を進めるもよし。ぼくは後者である。おかげで数十時間プレイしているのにストーリーはちっとも進んでいない。ようやく4章に入ったところだ。いつクリアできるんだろう?

 ときには絶壁を駆け抜けていかにもヤバそうな場所にたどり着いたり、一見ドールがないと到達が難しそうな場所まで強引にのぼったり。こんなところまで生身で来れるの!? というような場所にも到達できるのが、ゼノクロDEの醍醐味だ。

 すべての道がわかりやすく示されているわけではないので、見えているのにたどり着けず、もどかしい思いをすることもある。そんな苦い思いを経験するからこそ、道を見つけたときの感動はひとしおだ。脳汁がドバドバ出てくる。

 道中にはとんでもなくレベルの高い原生生物(モンスター)が闊歩していることがあるけど、うまく移動すれば回避が可能だ。強敵ばかりが配置されたエリアを、低レベルのまま強引に突破していくのも楽しい。敵に発見されれば十秒と持たずに死ぬが、基本的にペナルティはないのでいくらでも死ねる。ありがたい。

 そしてなにより、自分の足で各地をまわったあとには、今度はドールを操縦して自由自在にミラの空を飛び回れる瞬間が待っている。ゼノクロDEは探索を二度楽しめる!

 立体的なマップもすばらしいが、もうひとつ話さずにはいられない要素がある。BGMだ。

 戦闘曲はもちろんのこと、フィールド曲もすごくいい! 何時間、何十時間と聴き続けてもあきない。むしろ聴けば聴くほどハマる。個人的には、最初に訪れる原初の荒野のBGMが好きだ。

 躍動感あふれるミュージックと作りこまれたグラフィックに彩られた惑星ミラ。

 現実世界でもはじめて訪れる土地はワクワクするものだが、ゼノクロDEは家にいながらそんな感覚を体験することができる。

 長々と探索についてばかり書いてきたが、それ以外の要素もおもしろい。

 豊富に用意されているサブクエストは、プレイヤーの選択次第で思いもよらぬ結果を招くことがある。惑星ミラは人間を捕食する原生生物がうごめく危険な星だ。そのことを、サブクエストを通じてプレイヤーに思い知らせてくる。

 青と赤の配線……? 不穏なニオイしかしないぞ。

 敵との戦闘はオートアタックが基本だから、ぼくのようなアクションが苦手な人でもバトルを楽しめる。低レベルの相手であれば眺めているだけで勝つことも可能だ。逆に言うと、プレイヤーのテクニックで敵の攻撃を回避するといったことができないので、そのへんは好みがわかれるかもしれない。

 オートアタックが基本と言っても決して単調ではない。5種類のアーツを使いわけたり仲間の声にタイミングよく反応したり、意外とやることは多い。むしろ忙しい。

 そこらへんの原生生物と戦っていると、たまにBGMがいきなり変わってわけわからん間に死んでいるのはご愛敬。戦いの音を聞きつけて、オーバードと呼ばれる強敵が乱入してくることもある。それが惑星ミラという場所だ。

 もっとじっくり探索したい。でもドールに乗りたいし追加ストーリーも気になるから進めたい。そんな相反する気持ちを抱えながら、今日も今日とて惑星ミラを開拓していく。

 たまった家事から目をそらしながら。

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