こんにちは、ライムです。
今回は、2023年8月に読んだ本の紹介である。合計3冊。うーん、ちょっと少ない。
ここ最近、本を読むスピードが本を買うスピードに追い付いていない。おかげで積読は増える一方だ。気づけば本棚から本が溢れ出している。
たまに読書をしようと本を手にとっても、目が滑ってなかなかページが進まないのも原因のひとつだろう。読解力が落ちたようにも感じられる。歳のせいか、それとも自堕落な生活が暗い影を落としているのか。
いずれにしても、集中力が落ちてきていることは由々しき事態だ。9月はもう少し頭を使うような生活を心がけるべきかもしれない。ストレスのない生活は心地いいが、刺激がなさすぎるのも考えものである。
前置きが長くなってしまった。そろそろ紹介に移ろう。
クスノキの番人
本は読みたいんだけど、本棚を眺めてもピンとくる本がない。そんなとき、東野圭吾氏の作品をとりあえず手に取ってページを開いてみると、すっと馴染む。なんていうか、どんな感情のときも普通に読めるような、そんな安心感があるのだ。
変に尖っておらず、テーマも重苦しくない。それでいて読後感は充実している。このリーダビリティの高さはさすがとしか言いようがない。
不思議な力を持つクスノキを軸に描かれる人間模様。主人公をはじめ、クスノキに関わる人々の成長が丁寧に描かれており、気づけばあっという間に読み終えていた。
どん底から立ち直った主人公が、ちょっとうらやましい。
ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 Ⅶ レッド・ヘリング
松岡圭祐氏の筆の速さと引き出しの多さには驚かされるばかりである。ハードボイルド系の小説を出したと思いきや、次はビブリオミステリとか、いったいどう生きていればこんなにも多彩な物語を書けるのか。
本書はシリーズ7作目。事件自体は単発だが、キャラクターの関係性などを考慮すると、1作目から順番に読んだほうがいいだろう。
このシリーズは本好きの新人作家が主人公であり、小説家の厳しい現実や業界の裏側をこれでもかというぐらい見せてくれる。
ひとつ、読書にまつわる描写でめちゃくちゃ共感できる部分があったので、紹介したい。
読書への没入を誘う作家論なら歓迎だが、それ以外の雑音は読む気を失わせる。小説家のせいではないとわかっていても、人間的ないざこざがきこえてくると、なんとなく醒めてしまう。
『ecriture 新人作家・杉浦李奈の推論 Ⅶ レッド・ヘリング』30ページ
まさに自分が普段から感じていたことだ。
ネットやSNSで強めの主張をされている小説家を見ると、その人の本をつい敬遠してしまうことがある。
読者のわがままだとわかりつつも、小説家にはできる限り透明でいてほしいというのが正直なところだ。
ふたえ
はじめましての作家さん。
修学旅行とミステリの組み合わせに引かれ、購入。
日常の謎のようなものを想像していたけれど、ちょっと方向性が違った。
とはいえ、のっけから個性的な転校生が登場して掴みは抜群だし、異なる人物の視点から描かれる各章も読みごたえ十分。
高校生ゆえの無鉄砲さや劣等感、集団を意識した処世術など、青春のほろ苦い面がありありと伝わってくる。こういうのに弱いんだよなあ。
個人的に、普段目立たない生徒が一計を案じる第二章が印象的。
話の流れが複雑で油断するとすぐに混乱してしまうが、できれば投げ出さずにぜひ最後まで読んでもらいたい。
コメント
最強ミュウツーの対策のやつ出してくださいお願いします
あの手この手を使ってなんとか倒そうとしているんですけど、いまのところ手も足も出ません……
たぶんこれ、ソロで勝つのは無理な気がします。