前回▶三猿と行くZ-A予習の旅!#25『VSカルネ!チャンピオン戦!』【ポケモンXY】

ポケモンリーグチャンピオンのカルネに勝利し、晴れて殿堂入りをはたしたヤナップ、バオップ、ヒヤップたち。
新たなチャンピオンとなった主人公、そしてカロスの危機を救ったポケモントレーナーたちを一目見ようと、多くの人がミアレシティに集まった。

おや、この後ろ姿は……?

AZだ!
わざわざ祝いに来てくれたのかな、と思いきや、彼はポケモントレーナーとはなにかを知るため、主人公にバトルを挑んでくる。え、このタイミングで?
まあいいだろう。カルネ戦を終えたばかりでけっこう精神的な疲労がたまってるけど、カロスリーグチャンピオンとして、その勝負、受けて立とう!

とはいえ、相手は3000年前に王としてカロスに君臨していた男だ。世界を滅ぼしかねない最終兵器を造り出した人間でもある。
AZの手持ちは3匹。いったいどんなポケモンを使ってくるのか予想がつかない。もしや、イベルタルと対をなすゼルネアス……?

コータスだった。
ふ、ふつうのポケモンだ……! しかもレベルは60。3000年もさまよっていた男の手持ちにしては、ずいぶん低い。
これは勝てる! レベル66のヌメルゴンやレベル68のメガサーナイトを倒した三猿の敵ではない。

案の定、ヒヤップの「なみのり」で一撃だ。
見たかAZ! 相手の弱点を的確に突く。それがポケモントレーナーだ!
- ヒヤップ(なみのり)

2匹目はシンボラー。
ポケモンカードでしか目にしたことがなくて正確なタイプがわからないけど、たぶん見た目的にエスパー・ひこうタイプあたりだろう。それなら「れいとうビーム」が効くはずだ。
予想通り、効果はバツグン。しかし、相手の特防が高いのかタイプ不一致わざだったからか、一撃では倒せなかった。
「コスモパワー」で防御と特防が高まったシンボラーを、2度目の「れいとうビーム」で突破する。
- ヒヤップ(れいとうビーム)→シンボラー(コスモパワー)
- ヒヤップ(れいとうビーム)

AZの最後の手持ちはゴルーグ。
じめん・ゴーストタイプなので、みずタイプが弱点だ。コータス戦と同様、「なみのり」で勝負を決める。
- ヒヤップ(なみのり)
危なげなくAZに勝利! これが新チャンピオンの実力である。
ヒヤップに弱点を突かれる3匹で手持ちを固めたのが運の尽きだったな!

ポケモンバトルを終え、まるで憑き物が落ちたように優しい笑顔を浮かべるAZ。主人公とのバトルを通じて、心境に大きな変化があったらしい。

そのとき、空がきらりと光り、なにかがゆっくりと降りてきた。

天を見上げて固まるAZの瞳に映るのは……

フラエッテ(えいえんのはな)だ!
かつてAZの前から姿を消したフラエッテが、3000年の時を経て戻ってきたのだ。

ずっと探し続けていた愛するポケモンに手を伸ばすAZ。



悲しみに囚われ、最終兵器で世界を焼き尽くそうとした男の姿は、もうどこにも見当たらない。そこにいるのは、ポケモンを心から愛するひとりの男だ。
3000年という長い年月の末、ようやく呪縛から解放されたAZ。
彼とフラエッテ(えいえんのはな)の再会をもって、主人公の長かったカロス地方の旅は終わりを迎える。
たまたまハクダンの森でヤナップたちと出会ったことをきっかけに、いまだ登場回数の少ないポケモンだけで冒険したら面白いのでは? という軽いノリで始めた三猿との旅。
これまでポケモンシリーズを遊ぶときは、高ステータスの6匹でゴリ押してばかりだったから、決められた3匹のポケモンだけでジムを攻略していく今回の旅はなにもかもが新鮮で楽しめた。
どんなわざ構成にするか。どんな道具を持たせるか。ジム戦のたびにいっぱい考えた。勝ち筋が見えず、くじけそうになったこともある。そんな逆境をはねのけられたときの喜びといったら、格別の一言だ。それもこれも、ヤナップたちが頑張ってくれたおかげである。
ありがとう、ヤナップ、バオップ、ヒヤップ。
ポケモンの次回作が出たら、またゆる縛りプレイをしてみるのもいいかもしれない。
とりあえず、まずは今日発売の『Pokémon LEGENDS Z-A』をちょっとずつ進めていこうと思う。AZとフラエッテ(えいえんのはな)にまた会えるかと思うと、いまから楽しみだ。

三猿と行くZ-A予習の旅! ~FIN~
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