書店を求めて三千里

くらし

田舎の書店では物足りない

現在、私は地方の田舎暮らしなんですが、どうにかならないものか、と思っていることが一つあるんですよね。

田舎、マジ書店が小さい。

一応、書店はあるんです。クマやイノシシが出現するような山奥というわけではないので、少し移動すれば書店はあるんです(車がないと不便なところに立っているのが多いけど)。

ところが、田舎だけあって、書店の規模が小さいんですよ。

これは本好きの自分にとっては大問題です。

今日ではネットが発達しており、ボタン一つ押せば家にいながら本を購入することができる時代です。ありがたいことです。ですが、やっぱり本は現物を見てから買いたいんですよね。

新しい本との出会いの場

実際に書店へ足を運んでみることのなにがいいって、買いたいと思っている本を一度ぱらぱらと試し読みできることはもちろんなんですけど、それ以上に、これまで存在を知らなかった本と出会える楽しみがあることだと思うんです。

確かにネットでも、一つ本を選ぶと、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」みたいにいくつか別の本が表示される機能はあります。

でもそれって、やっぱり限度があるじゃないですか。

だいたい同じジャンルや、同じ作者の別作品が出て、「あれ、これ見たことあるやつだな」って既視感をおぼえるものがけっこうあって。

それに比べて、書店には数多くの本が並んでいます。当然、自分がまったく興味のないジャンルの本、これまで見たことも聞いたこともないような本もたくさんあります。

自分の中にまったくインプットされていなかった本が、書店を歩くだけで見つけることができるんです。

これってすごいことだと思いませんか?

私は書店に行くとき、いつもわくわくしています。今日はどんな本と出合えるんだろう、興味を引くような新しい本はあるだろうか、と。

ネットにはない楽しみです。

その楽しみのために、わざわざ書店へ足を運んでいると言っても過言ではありません。

田舎の書店と都会の書店の差

ところが、ここで田舎の書店問題が浮上するんです。

いざ書店を訪れたものの、その店の規模が小さいと、当然、棚に並んでいる本の種類も少ないんですね。下手したら、今日発売の新刊がまったく入荷されていないこともある。

実際、とあるイラスト集を求めて近隣市町の書店四軒まわったことがあるんですけど、全滅でした。

それで都会の大型書店に行ったら、何冊も平積みされていて。

心の中で思いっきり叫びましたね。おい、ふざけるなよ! って笑

ほしい本がそもそも入荷していない、自分が知ることのできる本の種類が圧倒的に少ない。

これってけっこう自分の中では大きな問題なんですよ。

「美術館や劇場がたくさんある東京と、そういった施設がほとんどない地方とでは、文化に接する機会に大きな差があって、地方は教養を得るのに不利だ」っていうような話を前にどこかでちらっと聞いたことがあるんですけど、それに通ずるものがあると思いました。

田舎の暮らしも悪いことばかりではないんですけど、圧倒的に都会と比べて情報と刺激が少ない。この埋めようのない差に、時折、絶望してしまいます。

まあ、自分で選択した結果なんですから、うだうだ言ってもしょうがないんですけど。

もちろん地元の書店も大いに利用させてもらっています。文庫の新刊はわりときちんと入荷されるので、それがほしいときは、わざわざ遠出することはありません。ちゃっちゃと歩いて買ってきます。

ただまあ、やっぱり物足りなくなるときがあるわけで。

仕方がないので、月に一度のペースで、東京の大型書店に足を運んでいます。

地元に大型書店ができたらなあ、と夢想したことは何度もありますが、まあ、無理でしょうね。購買客数の絶対数が少なくて、利益にならないでしょうから。

相次ぐ書店の閉店ニュース

ツイッターなどを眺めていると、最近、各地の書店が次々に閉店しているという暗いニュースをよく耳にするようになりました。

理由としては、

  • オンラインストアが充実している
  • 電子書籍の台頭
  • そもそも読書をする人口が減った

といったことが考えられるでしょう。

書店好きの自分にとって、この現実はいささかつらいものがありますね。近所から書店がなくなったら、きっと生きていけなくなる。

書店には、ぜひとも生き残ってほしいですね。

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