[ifルート]街中にある数字で「ビンゴ」をやってみた

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エンタメ

 ある日ネットをさまよっていたら、こんな記事に行きついた。

飲食店の食券に書いてある数字で「ビンゴ」をやってみた | オモコロ
第1回・食券ビンゴ

 その名も、『飲食店の食券に書いてある数字で「ビンゴ」をやってみた』。なにを食べたら食券の数字でビンゴをやろうなんて発想が出てくるのか。怖い才能が怖い

 だけど、なんかおもしろそうだ。自分でもちょっとやってみたくなる。ただ、ぼくは外食をほとんどしない。食券でビンゴをやろうと思ったら、おそらく数年はかかるだろう。

 お金を使わず、日常にある数字でビンゴをやる方法……そうだ。散歩しながら街中にある数字を探すというのはどうだろう?

 ただ歩くだけなら健康にもいいし財布にも優しい。翌日、筋肉痛になることに目をつむれば、魅力的なアイディアだ。

 よし、やるか街中ビンゴ!

 そうと決まれば善は急げだ。前にデジモングッズでお世話になったキャンドゥで、ビンゴカードを買ってきた。

 ……なんかいっぱい入っているな。1枚あれば充分なんだけど。と思ったが、そういえばビンゴとは本来みんなでワイワイ楽しむゲームだった。社会から離れていた時間が長すぎてすっかり忘れていた。

 いますぐビンゴを始めたいところだが、ぼくの住む町には民家と田んぼと畑しかない。数字を探す場所としては不向きだ。そこで、遠出する機会を待つことにした。

 2月某日。JR東海道線に揺られてやってきたのは、静岡県三島市。東京から見れば田舎かもしれないけど、ぼくからすれば立派な都会だ。ここなら数字がたくさんありそう。

 今回使うビンゴカードはこちら。

 数字を開けるたびにいちいち写真を載せるのは面倒なので、以後、画像を使う。

 ルールはこんな感じ。

  • 街中で発見した数字だけを使う
  • 3ケタ以上の数字は使わない
  • 縦・横・斜めのいずれかがそろえばビンゴ

 それでは、ゲームスタート!

 JR三島駅南口を出てすぐ、小さな石碑を見つけた。

 都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」。あ、その下に日付が書いてある。

 平成17年10月4日。17104だ! えっとビンゴカードは……

 まさかの初手リーチである

 あっぶねえ! 一発目からビンゴするところだった!これで終わったら企画倒れもいいところだ。幸先よすぎて逆に怖い。

 次に発見したのはロータリーの看板。書かれている数字は40

 残念。あと12mずれていれば52だったのに。

 飲食店か。たくさん数字があっても、ぜんぶ3ケタ超えてそうだな。さすがに100円未満の商品は売ってないだろう。

 ん……?

 あ、66だ! 小さく「66円お得」って書いてある。これはなかなかのファインプレーでは!? しかも3まである。ありがとうVIE DE FRANCE。ありがとうカリカリチーズカレーパン。

 反対方向に歩いてみると、またもや案内看板を発見した。40は既出だが、70はまだだ。

 気分を変えるため、駅から離れてみる。

 さっそく新しい数字を見つけた。15だ。

 次は8

 18。25は残念ながらビンゴカードになかった。

 これは物珍しくて撮っただけの写真。

 35。40は被り。

 9。数字って案外、至るところにあるもんだな。

 そして……

 24

 あ、トリプルリーチだ!!

 ゲーム開始から約30分。ついにみっつ目のリーチがきた。あと284352が来てくれればビンゴだ。これはもう、そろそろ終わりが見えてきたのでは?

 しかし、現実はそう甘くなく……

 うーん……

 数字はそこそこ見つかるけど、被っていたりそもそもビンゴカードになかったりするなあ。

 まだ1時間もたっていないのに足がだんだん疲れてきた。日ごろの運動不足がたたったようだ。競い合う相手がいないせいか、テンションもいまいち上がらない。ひとり焼肉は行けても、ひとりビンゴはまだ早かったようだ

 気持ちが折れかけているぼくをあざ笑うかのように、心なしか見かける数字の数も減ってきた気がする。なんて薄情な街なんだ! 数字が少ない罪で訴えてやる!

 そんなとき、1台の自販機が目についた。どうせ160とか180とか3ケタの数字しかないんだろと不貞腐れながら下のほうを見てみると……

 28!! これはまごうことなき28だ!

 ということは……?

 上から2段目の横一列がそろった! やった、ビンゴだ! ありがとう三島市寿町。ありがとうコカ・コーラ。

 スタートから約50分。ビンゴゲームが無事に終了した

 後半はちょっとグダったけど、なんだかんだ楽しめた。数字を見つけたときは地味にうれしいし、達成感がある。普段とは違う視点を意識しながら歩くことで新鮮な気持ちにもなれた。

 惜しむらくは競争相手がいなかったことか。勝負という形をとっていたら、もっと楽しめたかもしれない。次やる機会があったら、そのときはぜひとも友人を連れていきたいところだ。いないけど。

 数字よりも友人を見つけたい

コメント

  1. 二足歩行食パン より:

    おぉ・・・すごいデジャブだ。

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