ゼノブレイド3の舞台アイオニオンは、過去作であるゼノブレイドおよびゼノブレイド2の世界が融合して誕生した世界となっています。
そのため、アイオニオンの各地で過去作を想起させるものと遭遇します。シリーズを通してプレイしている方にとっては、嬉しくもあり懐かしくも感じる瞬間でしょう。
今回は、プレイ中に見つけた過去作を連想させる箇所をまとめて紹介していきたいと思います。ゼノブレイドシリーズのネタバレが含まれていますので、未プレイの方はご注意ください。
マップ編
アエティア地方
主人公ノアたちが所属していたコロニー9やミオの所属していたコロニーラムダがある地方。上層は過酷な雪原地帯となっているが、下層は比較的穏やかで、草原などが広がっている。
スキップトラベルのアイオニオン全体マップ図を見ると、巨神獣グーラの面影を見て取ることができる。実際、マップ上でもグーラの身体の一部が残っている。
ミリク平原にあるランドマーク、ガムトの道標はゼノブレイドの時代から存在しており、もともとは巨神脚にあるガウル平原のランドマークだった。
また、ビリエラ丘陵はゼノブレイドでも同様の地名が登場している。
アエティア地方の比較的上のほうにあるクーレル湖やクーレル水脈は、ゼノブレイド2の巨神獣グーラに存在。似たような湾曲した木があるので、おそらく同じ場所だと思われる。
フォーニス地方
荒れ地や砂漠が広がる過酷な土地。運が悪いと砂嵐が吹き荒れる。
掌中の長城はいまでこそ荒れ地となっているが、ゼノブレイドの時代にはマシ―ナの隠れ里として使われており、周囲は緑が広がる自然豊かな土地だった。
梯子をひたすらのぼり続けた者だけがたどり着ける天涯の爪先。こちらはゼノブレイドでも同様の名で秘境として登場していた。すっかりさびれているが、ほぼそのままの形で残っている。
かつては海を一望できる最高のロケーションだった。現在見えるのは荒れ地だけである。
フォーニス地方の東に広がるダナ砂漠。
まったく同じ名称の土地が、ゼノブレイド2の追加ストーリー『黄金の国イーラ』に登場している。ただ、ゼノブレイド2の時点で巨神獣イーラは滅んでいるため、なぜダナ砂漠がゼノブレイド3の世界で復活しているかは謎。
ペンテラス地方
ゼノブレイド2にて登場した巨神獣インヴィディアの亡骸と、その周辺に広がる大森林で構成される地方。
インヴィディア坑道内にあるセーヴの遺跡は、かつてゼノブレイド2に登場したインヴィディア烈王国の首都である。巨神獣がまだ生きていたころは、あちこちでサフロージュの木が咲き誇り、人々は水田でフォルタを作り生活していた。
建物のほとんどは失われ、宮殿も跡形もなく消滅している。
インヴィディア坑道を抜けてしばらく歩くと、モルクナ大森林が見えてくる。
すっかり植物に飲み込まれているが、崩落した道路やビルなど地球を思わせる遺構の数々が見られる。アグヌスの女王のセリフからも読み取れるように、この森はゼノブレイド2に登場したモルスの地が変貌したのだろう。
また、モルクナ大森林にはキラキラ池の休息地およびキイロの森が登場する。
こちらはおそらくゼノブレイドのマクナ原生林に関連した場所だと思われる。
ゼノブレイド3ではキイロの森、ゼノブレイドではキイロの花畑と若干名称が異なるものの、黄色い花が咲き乱れている点は同じ。
モルクナ大森林の名称は、モルスの地の「モル」とマクナ原生林の「クナ」を足して作られたのかもしれない。
ケヴェスキャッスル地方
ケヴェスの女王メリアが統治するケヴェスの中心、ケヴェスキャッスルが存在する地方。城の周囲は浮遊岩礁地帯に囲まれている。
スキップトラベルのアイオニオン全体マップ図を見る限り、おそらく巨神獣スペルビアの骸の上に成り立っていると思われる。
ケヴェスキャッスルは、もともとメリアを含むハイエンター種族が住まう皇都アカモートの皇宮だった。白を基調とした壮麗な空間は、機械仕掛けの不気味な城へと変貌を遂げている。
大広間。中央の石壁には、ゼノブレイドに登場した巨神と機神の戦いが描かれている。
カデンシア地方
大剣が突き立つ大地と、広大なエルティア海が広がる地方。大剣は言わずと知れた、ゼノブレイドの機神が使用していた武器である。
エルティア海の大海原に浮かぶ島々にはいくつもの遺跡が存在しており、アイオニオンとなる遥か前の世界の名残を見て取ることができる。
ディダーラ島にあるテンゲイト遺跡は、ゼノブレイドのエルト海に存在していたセンターゲート。ハイエンターと呼ばれる種族が住まう皇都アカモートへのテレポート装置があった。
もともと海上に建てられていたが、現在は陸に半分ほど打ち上げられておりハーキンの巣となっている。
かつてセンターゲートと皇都アカモートは至近距離にあったが、ゼノブレイドのラストで世界が大きく変化したため、離れ離れになった。
ラヴィア砂丘島にある英霊の遺跡は、もとはゼノブレイド2に登場するリベラリタス島嶼群のエルピス霊洞内に存在。地下に建造された巨大な霊洞だったが、現在は跡形もなく、かろうじて英霊の間の一部が残っているに過ぎない。
ちなみに、エルピス霊洞の近くには、ゼノブレイド2の主人公レックスの故郷イヤサキ村があった。
ディダーラ島にある大きなアーチ状の岩は、リベラリタスの島々の残骸と思われる。
リベラリタスの名残はエルティア海だけでなく、ノ・オム湿地帯でも発見できる。
また、エルティア海の東のほうにはアヌ群島があるが、ゼノブレイドではアヌ海岸なる地名が登場していた。
アイテム編
ゼノブレイド3では、コレクションアイテムとしていくつか化石を入手することができます。これらは過去作のモンスターまたはコレクションアイテムがもととなっています。
化石となった生物の生きた姿をアイオニオンで見ることはかないませんが、ゼノブレイドおよびゼノブレイド2の世界では実際にモンスターとして登場していました。
モンスターの化石
- アスピードの化石
- ウニンの化石(ウニンは現在も生息)
- ウルスの化石
- ギャノムの化石
- ジャガールの化石
- スピカルの化石
- トゥードの化石
- パラスの化石
- ベヒモスの化石
- ポニオの化石
- ライアの化石
- ラトールの化石
- レクソスの化石
- レパードの化石
コレクションアイテムの化石
- アナホリスナムシの化石
- エンペルペギの化石
- オイルオイスターの化石
- オオジロバチの化石
- 化石サルの化石
- カマカマドウマの化石
- グンジョウアリの化石
- シデンコオロギの化石
- ダークフィシュの化石
- ニガメロンの化石
- モムモムワームの化石
これらの化石のもととなった動植物は、ゼノブレイドおよびゼノブレイド2におけるコレクションアイテムとして登場していました。
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