無職だけど東京へ引っ越すことにした

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無職生活

 このたび!

 わたくしは!

 前々からさんざんやりたいと言っていた東京暮らしを始めることにしました!

 ……言ってたっけ?

やりたいことを書き出してみる

 言ってた。

 正直なところ、東京で暮らしたいと思い始めたのはもっと前からだ。でも、ずっと踏ん切りがつかずにいた。

 いま住んでいるところも、決して悪くはない。東京から遠いし大型書店もないけど、生活に必要な施設は一通りそろっている。スーパー、コンビニ、ドラッグストア、飲食店、ホームセンター、家電量販店、映画館、カラオケ店、ボウリング場。

 不満があるとはいえ、ぬるま湯のような居心地のいい環境を手放すほどの勇気はなかなか出なかった。

 しかも、いまは時期が悪い。なにしろちょうど貯金が底をついたタイミングだ。単発バイトのおかげでちょっとずつ回復してきているとはいえ、充分な資金はたまっていない。

 そんな状況で決めたのが、今回の引っ越しだ。

 職なし貯金なしのくせに引っ越すなんて頭は大丈夫か? と思う人もいるだろう。安心してほしい。無謀であることはぼく自身が一番よくわかっているよ!

 不安はある。というか、不安しかない。でも、このまま決断をズルズル先延ばしにしていたら、一生いまの場所で過ごすことになる。その選択は、のちのち後悔しそうだった。不満を抱えたままいまの生活を続けるか、イチかバチかの賭けに出て環境をがらりと変えるか。ふたつの選択肢を天秤にかけ、ようやく決心がついた。

 思い立ったが吉日。善は急げ。燃え上がったやる気は、いつまた消えるかわからない。

 ネットで目ぼしい物件にあたりをつけ、いざ東京の不動産会社へ。

 無職という肩書がいかに無力か思い知らされながら、定職についていなくてもオーナーさんがOKを出してくれる物件をなんとか紹介してもらえた。もうひとつの関門だった入居審査も、1週間かけて無事に通った。

 やった。東京の住まい、ゲットだぜ!

 なにごともなければ、今月中に東京の新居へ移る。

 ただ、やっぱり希望していた条件をすべて満たす物件に入居することはかなわなかった。

 ワンルームだし、キッチンは狭いし、ユニットバスだし、クローゼットも押し入れもないし、南向きじゃないし、ロフトがついていてハシゴが邪魔だし、部屋の面積はいまの半分以下だ。不満点を上げたらキリがない。

 とはいえ、家賃を5万円以内におさめられた点はよかった。いま住んでいるところから2,000円しか上がらない。

 本当は4万円以内におさめたかったけど、そこまでいくと風呂なしとかトイレが和式とか、絶対に妥協できないラインを越えてしまう。ほかの条件は妥協できても、その2点だけは絶対に避けたかった。いちいち銭湯まで行き来するのは面倒くさすぎるし、トイレは洋式じゃないと落ち着かない。365日過ごす家なのだ。どうしても譲れない点はある。

 もうひとつよかった点は、駅に近いことだ。夏の暑い日や冬の寒い日にも歩かなければならないことを考えると、やっぱり駅は近いほうがいい。逆に近すぎても電車の音がうるさそうだけど。

 東京へ移住したら、なにをやりたいか

 とりあえず、2025月11月23日(日)に開かれる文学フリマに顔を出してみたい。

 これまでは移動時間と交通費がネックだった。しかし、東京に住み始めれば、片道1時間前後、1,000円未満で会場まで行ける。大幅な短縮だ。もう半日近く電車に揺られ続けるなんて悲惨な経験をしなくてすむ。

 ほかにも行ってみたい観光名所が目白押しだ。上野動物園とか東京スカイツリーとか。

 ほとんど行き当たりばったりで決めた東京移住。うまくいくかどうかはわからない。

 いまより悲惨な生活を送る羽目になる可能性もあるだろう。お金の不安はつきないし、東京には頼れる友人や親類縁者もいない。人が多いぶん、トラブルに巻き込まれることも多そうだ。人生の大半を田舎で過ごしてきたぼくが、はたして大都会で暮らしていけるのか。孤独に押しつぶされないか心配だ。

 ただ、人生がどう転ぶかは、やってみないとわからない。

 もしブログの更新が途絶えたら、ぼくの東京生活が立ち行かなくなり、家を失い、どっかの路地裏で野垂れ死にしていると思ってほしい。いまの時点でもうだいぶ滞りがちだけど。

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