SNS上で見かけ、ずっと気になっていた「大人の原稿執筆パック」。
期間限定で大幅値引きがされていたことが後押しとなって、宿泊2日前という直前に、予約ボタンをぽちり。2泊3日で行ってきました。1泊2泊のプランもあったんですけど、そちらだとちょっと短いかなあ、と思ったゆえの期間設定です。
実は私、いまとある新人賞に応募する原稿を作成しているんですけど、締切まであと何週間もないにも関わらず、いまだ完成していないというぽんこつぶりを発揮していまして。なんとか集中して執筆したいと焦っていたところだったので、こちらのプランはまさに渡りに船でした。
場所は、神奈川県湯河原町にある、The Ryokan Tokyo YUGAWARA。
大人の原稿執筆パックとは?
その名の通り、部屋にこもって原稿を進める宿泊プランです。
設備やサービスとしては、
- コーヒー飲み放題
- 湯河原源泉掛け流しの天然温泉
- 白黒プリンター利用可能
- wi-fiあり
- 電源タップ
- 充電コード、アダプター貸出
- 卓上ライト貸出
- スタッフによる進歩確認(希望制)
- スタッフによる感想のお伝え(希望制)
旅館の周囲には本当に何もなく(あるのは坂ばかり)、観光地特有の、遊びに出かけないと、という誘惑にかられることもありません。
布団を敷くのもセルフサービスで、旅館のスタッフが部屋に入ってくることもありませんので、どれだけ散らかしていても大丈夫です笑
1日目
チェックインまで
15時20分、湯河原駅に到着。
持ち物は少なめです。小ぶりのリュックに収まるぐらい。
持って行ったものは、
着替え(部屋にこもるので必要最低限)、パソコン、充電コード、スマホ、以上。
湯河原駅からは無料の送迎バスが出ています。部屋を予約する際に、バスも一緒に予約をすることができますので、公共交通機関で来た方はこちらを利用することをおすすめします。
「 The Ryokan Tokyo」とロゴの入った 紺色のハイエースに乗り込み、いざ出発。
ここの時点ですでにおひとりさまがほかにも乗車していたので、少し安心しました笑
バスに10分ほど揺られ、いくつもの坂を下ると、旅館に到着します。
スリッパに履き替え、スタッフさんに案内された先でチェックイン。食事や帰りのバスの時間帯は、このとき決めました。旅館の説明を受けたあと、宿泊費の支払いをしました(予約をした時点でクレジット決済しておくことも可能です)。
受付の横には浴衣がずらりと並んでいて、好きなものを借りられます(私は面倒だったので借りませんでした)。
浴衣を着ている人はけっこう多く、普段着の人よりも多かった印象。外国人のお客さんはこぞって着てました。
いざ部屋へ
こちらの旅館は4階建てです。
一番上の4階に受付や食事をするカフェスペースがあり、そこからどんどん下へ降りていくことになります。
私の部屋は1階。ちなみに温泉は2階。
部屋のドアにはなぜか戦国武将の名前と絵が書いてあしました。なぜ……笑
部屋はオートロックです。ドアをかちりとしめれば、鍵も勝手にかかります。
で、肝心の部屋の様子はこんな感じ。
まず目に入ったのが、どでんと置かれた人をだめにするクッション。
カフェスペースや途中の通路にもありましたが、部屋にも鎮座してます。
さらに入り口の右の押し入れを開けると、中には押し込まれた人をだめにするクッションが。
調子に乗って、しばらくクッションの上でくつろいでいました。
トイレは、入り口を入ってすぐ左、洗面所は部屋の奥の襖を開けた先にあります。
延長コードはテレビの下のかごに入っていました。
1日目・夕食
部屋で少し執筆活動をしたあと、夕食の時間になったので4階のカフェスペースへ。カウンターでスタッフさんに部屋番号を告げたあと、案内された間仕切りのあるこじんまりとしたスペースで待機。ここにも例のクッションが笑
1日目の夕食は、とんかつ定食でした。
肉は分厚く、歯ごたえがあってジューシーでした。
コーヒーが無料なので、このまま居座ってもいいかなあ、と思ったんですけど、結局部屋に戻りました。カフェは21時までしか注文できませんが、頼めばポットでコーヒーをもらうこともできるそうなので、その時間以降ものんびりカフェでくつろげます(カフェの利用は23時まで)。
温泉に浸かって1日目終了
20時過ぎに、温泉に入ってきました。
タイミングがよかったのか、ほかに人は誰もおらず、貸し切り状態。
湯船はそこまで大きくありませんが、利用者がほとんどいないので、のんびり浸かれます。
いやあ~、癒されます。
更衣室にはコインランドリーが設置されていました。お金を入れると使えるみたいです。
使用したタオルは、専用のかごが置いてあるのでその中に入れておけばOK。新しいタオルがほしい場合には、スタッフさんに伝えればよいみたいです。
お風呂のすぐ近くには、飲み物やお酒が売っている自販機がありました。
温泉で疲れを癒したあとは、部屋に戻って少し執筆をしました。
ところで、部屋の明かりは少し暗めです。私はあまり気にならなかったですが、明かりがもっとほしいという方は、卓上ライトをスタッフさんから借りるといいかもしれません。
2日目
2日目・朝食
起床、7時40分。朝食の時間が8時からだったので、慌てて身支度をしてカフェスペースへ行きました。
朝食はこちら。
小さな小鉢がいくつも並んでおり、とてもかわいらしかったです。
なかなか豪勢で、これが朝食か、と出てきたときにはびっくりしました。
2日目は丸1日時間があったので、ひたすら執筆活動に勤しみました。
2日目・昼食
ビバ、カレー!
そういえば、カフェのカウンターで男性客が、髭剃りがほしいとスタッフさんに伝えていました。どうやら部屋に置いてなかったようですが、スタッフさんに伝えればもらえるようですね。
2日目・夕食
から揚げ定食。うまい!
食事をしていると、スタッフさんが流ちょうな英語で電話してました。
すげえ、さすが旅館のスタッフさん……。外国語にも通じていないと大変だものね。
3日目
チェックアウトの時間が10時だったので、それまでちょろっと執筆して、そのまま帰りのバスに揺られ湯河原駅へ。
最後に
部屋にこもって原稿を進めるには最適な環境でした!
豪華な食事に、温泉付き、まさに至れり尽くせりです。
友人と一緒に来ていたら、もっと楽しかったかも……。
カフェスペースで楽し気に会話をしているほかのお客さんを見ていて、ふと思いました笑
トランプやUNOといったカードゲームや、オセロやチェス、囲碁など14種のボードゲームの貸し出しも行っているので、家族連れで来ても遊ぶものには困らないでしょう。
ひとりだとまったく関係ないサービスですが。
原稿も無事はかどり、なんとか締切に間に合うめどがつきました。
ただ、部屋のテレビをつけてしまうと、あっという間に時間を奪われてしまう可能性があるので、そこのところだけは注意です。
とても快適に過ごせたので、またそのうち利用したいな、と思います。
同人活動をしている方や、ライターさんにもおすすめです!
ちなみに余談ですが、こちらの宿、「原稿執筆パック」のほかにも「積ん読解消パック」といったユニークなプランが登場しているときもあるので、興味のある方はホームページをのぞいてみるといいかも。
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