最近、物価高が止まらない。
好んで食べていたレトルトカレーは40円値上げされ、鍋の素の個数は1個減らされた。ひとつひとつは微々たる変化でも、チリが積もれば山となる。
なにも考えずに行き当たりばったりで買い物をしていては、破産まっしぐらだ。ましてや収入ゼロのぼくが生き延びるためには節約を徹底するしかない。支出を抑えた分だけ、ぼくの寿命が延びる。
よし、今後はもっと慎ましい生活を心がけよう!
……
……
よし、東京に行こう! 節約とは?
ということで、将来のことは将来のぼくに頑張ってもらうことにして、いまのぼくはいまを目いっぱい楽しむことにした。頑張れ将来のぼく。
今回は2日連続で東京へ行く。
小田急線と東京メトロ線を乗り継ぎ、1日目は早稲田大学、2日目は東京経営短期大学と成城大学をまわる予定だ。東京には宿泊せず、両日とも日帰りする。ホテル代が高すぎるからだ。どこも1万円超えとかびっくりしちゃったよ。とてもじゃないが泊まれない。
さて、トークショーの参加を決めたのはいいが、さすがに無計画で上京するのは将来のぼくに対して申し訳なさすぎる。せめて電車賃だけでも安く抑えたい。在来線を利用するにしても、もっと安くならないだろうか?
各鉄道会社では、お得な切符を販売していることが多い。今回ぼくが使う予定の路線でも、もしかしたらお得なきっぷの用意が……
あるじゃん! お得なきっぷが!
その名も小田急東京メトロパス。
料金は、小田原駅発だと1,910円。
これを買えば、東京メトロ線が全線1日乗り降り自由になる。さらに小田急線の往復割引きっぷもついている。まさに小田急線と東京メトロ線を使おうと思っていたぼくにぴったりのきっぷだ。
しかし、本当に安くなるのか、その点はきちんと確認しておかなければならない。移動距離によっては、メトロパスのほうが割高になってしまう場合も考えられる。
小田原駅から各大学の最寄り駅までの往復料金は、以下のようになる。
・小田原→早稲田:1,100円
・早稲田→小田原:1,100円
合計2,200円
・小田原→西船橋:1,172円
・西船橋→成城学園前:523円
・成城学園前→小田原:743円
合計2,438円
結論:いずれの日も小田急線東京メトロパス(1,910円)を買ったほうが安い!
2日間で818円の節約ができる! 微々たる金額だが、チリも積もれば山となるだ。頑張れば2、3回分の食費をまかなえる。これはデカい。
ただ、ここで問題がひとつ浮上する。
成城大学へ行くには、小田急線区間で途中下車しなければならない。小田急東京メトロパスはあくまで東京メトロ線に重点を置いたフリーパスであって、小田急線の乗車は往復1回限りだ。途中下車した場合は、その場で終了となってしまう。
うーん……
うん?
PASMOに発行した小田急東京メトロパスについては、小田急線区間での途中下車の制限はありません
https://www.odakyu-freepass.jp/metro/
え、小田急東京メトロパスを交通系ICカードPASMOに発行すれば、小田急線区間で途中下車もできるってこと!? ということは、成城学園前駅で降りても終了にならない!?
当日、PASMOで発行したら、問題なく途中で降りられた。PASMOさまさまだ。
ちなみにPASMOは券売機でも買える。人とかかわることが怖いぼくには大変ありがたい。
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