世界遺産検定2級に一発合格するための勉強法

試験

先日、世界遺産検定2級試験を受けてきました!

CBT試験だったので、合否は試験終了後、その場ですぐに判明しました。結果は、めでたく合格!

検定を受けようと思い立ったのが遅かったため、勉強期間は一週間です。幸か不幸か、時間だけはありあまっていたので、一週間ひたすら知識を詰め込んで試験対策をしました。一日の勉強時間は、だいたい4時間前後でした。

今回は、自分が勉強をする中で気づいた押さえるべきポイントなど、世界遺産検定に合格するための勉強法、攻略法を述べていきたいと思います。

参考になれば幸いです。

世界遺産検定2級の出題範囲

出題対象となる世界遺産

日本の全遺産 + 世界の遺産300件

出題内容詳細

解答形式問題数試験時間合格基準
選択式60問60分100点満点中60点以上

配点比率

基礎知識日本の遺産世界の自然遺産世界の文化遺産その他
20%25%10%35%10%

世界遺産検定2級に合格するために必要な勉強方法

まず公式テキストを用意

公式世界遺産テキストは必須です。これがなければ始まりません。
試験問題のほぼ8割以上が、テキストに記載されている内容を問われます(時事問題など例外あり)。
ゆえに、検定に合格するもっとも確実な方法は、このテキストを読み込むことといえます

公式テキストは最新のものを購入するべし!

2級の場合、出題される世界の遺産の数は300件と決まっています

世界遺産の数は基本的に毎年増加しますが、この出題範囲である300件という数は変わりません。新しく登録された遺産が出題範囲に加わると、前回までの出題範囲に含まれる遺産のうち、今回の出題範囲から外れる遺産が出てきます。つまり、古いテキストを使ってしまうと、出題範囲の遺産を正確に把握できません。出題されない世界遺産を必死になって勉強しても試験の際には役に立ちませんから、これでは非効率です。

また、世界遺産のおかれた状況は年々変わってきます。前まで危機遺産に登録されていたものが、危機を脱したことで危機遺産リストから外れることもあります(逆もまた当然然り)。

効率的に万全を期すためにも、テキストは最新版を購入することを強くお勧めします

なお、公式テキストには稀に誤植があります世界遺産検定公式ホームページの公式教材ページに訂正表が記載されますので、確認をしておきましょう。

できれば過去問題集も用意

公式過去問題集は、できれば購入したほうがよいと思います(テキストよりは優先度が下がる)。

やはり、どんな形式の問題が出るかを事前に知ることは大切です。
「英文も出るの!?」と当日驚かずにすみます。

試験では、過去問と似た問題が再度出題されることもあるので、一度は目を通しておくことをおすすめします。

ちなみに過去問題集には解説が載っていません。なぜ問題の答えがこの選択肢になるのか理由を知るには、公式テキストを見ることになります。

テキストを読む際の注意点

まずは世界遺産の基礎知識および日本の遺産を最優先におぼえる

とにかくまずは、世界遺産の基礎知識および日本の世界遺産を最優先におぼえるようにしましょう
上に書いた配点比率を見てもわかるように、この2つの分野を押さえておけば、それだけで全体の45%をクリアできます。
範囲も海外の世界遺産と比べればだいぶ少ないので、学習もしやすいはずです。

基礎知識に関しては、世界遺産の登録基準は暗記必須項目です。ほかにも、世界遺産誕生までの流れや、トランス・バウンダリーといった用語の意味などもしっかりおさえておきましょう。

日本の世界遺産に関しては、赤字、太字で強調された部分以外の内容まで理解しておくことが大切です
日光の社寺や姫路城などの文化遺産であれば、誰がなにを建てたのか、どんな構成遺産があるのか、使われている建築様式はなにか。
知床や小笠原諸島などの自然遺産であれば、生息する絶滅危惧種の種類はなにか、どんな気候や地学的な特徴があるのか。
そのあたりまで答えられるようにしておきましょう。

見落としがちですが、法隆寺の伽藍配置について問われることもあります。

また、登録基準(ⅰ)~(ⅹ)のうち、各遺産がどの基準により登録されているのかも重要です

日本の自然遺産の中で、基準(ⅶ)の景観美が唯一認めらているのは屋久島だけ。基準(ⅹ)が唯一認められている知床だけ。

海外遺産は重要部分を重点的におぼえる

海岸遺産はとにかく数が多いので、おぼえるのに非常に苦労します。

とはいえ、試験の形式は①から④の選択肢から選ぶ選択式のため、「単語の一文字だけならおぼえてる!」といった場合でもある程度答えを導き出すことが可能です。そのため、すべてを完璧に覚える必要はありません

テキストに記載された単語の一字一句までをきちんと記憶してから先に進むのではなく、小説を読むときのように立ち止まらずどんどん読み進めましょう。単語を正確に覚えようとするよりも、定期的に繰り返し読む回数を増やすことのほうが重要です

とりあえず、1978年に登録された最初の12件の世界遺産については確認しておきましょう。何らかの形で問われる可能性が非常に高いです。

テキストを読み込む際は、赤字や太字で強調された部分をまずおぼえるようにしましょう
それから、どの世界遺産がどの国にあるかも確認しましょう。意外と問われます。
登録年、登録基準に関しては、おぼえなくても大丈夫です(運悪く試験で問われた場合は、潔く切り捨てましょう)。

テキストの赤文字や太文字の部分をおぼえておけば、ある程度の点数はとれます。
問題の中には、それ以外の部分に書かれた知識も必要になる問題もありますが、設問数自体は多くありません。余裕のある場合にのみ、強調部分以外まで読み込むようにしましょう(満点を目指すなら別ですが)。

ただし、強調された単語を単におぼえるのではなく、その内容まできちんと理解しておきましょう

たとえば、ローマにある「パンテオン」ですが、パンテオンは「アグリッパが建てた」「ローマ人が信仰していたすべての神々を祀った」場所です。
「パンテオンはトラヤヌス帝が建てた」、「パンテオンでは剣闘士が戦った」という文の正誤を判定するためには、「パンテオン」という単語だけでなく、その周辺知識まで頭にある程度入れておく必要があります。

ヨーロッパの建築様式(ロマネスク様式やゴシック様式)は毎回1問程度出るので、各様式の特徴、使われている建造物は判別できるようにしておくと吉です。

世界遺産に関する時事問題を押さえよう!

世界遺産は、毎年1回開かれる世界遺産委員会の審議によって、登録の決定がなされます。そのため、世界遺産委員会の開催地等に関する問題は問われやすいです。

特に最近では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020年に中国で開かれる予定だった世界遺産委員会が2021年に延期になったり、2021年の世界遺産委員会がオンラインで行われることになったり、これまでにない事態が発生しています。

問題として問われる可能性が高いため、ニュース等をチェックし、時事問題も確認しておきましょう。

とはいえ、出題される時事に関する問題数はせいぜい1、2問なです。テキストさえしっかり読み込んでおけば、最悪、時事問題は切り捨てても合格はできます。

無形文化遺産、日本の暫定リスト記載物件もチェック!

日本ではどんな技術等が無形文化遺産として登録されているのか、文化庁のホームページに一覧が記載されていますので、時間があれば目を通しておくとよいでしょう。

暫定リストも学習しておくとグッドです。世界遺産というと、すでに登録されているものに目が行きがちですが、現在、日本が登録を目指し暫定リストに記載されている遺産も要注意です

2021年に世界遺産に登録される予定の「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」、「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、昨年の試験からよく出題されていました。

おわりに

勉強方法のポイントは、まとめると以下のようになります。

  • 公式テキストを熟読する
  • 世界遺産の基礎知識および日本の世界遺産は、赤字太字以外の部分もしっかり目を通す
  • 海外の世界遺産は、少なくとも赤字太字部分だけは押さえておく

用語を完璧におぼえる必要がないことから、勉強の際にノートにまとめたり何度も書いておぼえたりするようなことはしませんでした。公式テキストを4回ほど繰り返し読み、あとは過去問1年分(4回)をそれぞれ1回ずつ解くことをしました。

公式テキストですが、全部読んでから最初に戻って読み返すのではなく、1日勉強したら、その翌日に、前日部分をもう一度読み直すのがおすすめです。

公式テキストを全部読み終えるころには、最初に読んだ世界遺産のことをすっかり忘れている可能性が非常に高いです。一度覚えた単語でも、復習する期間が空くと、記憶はどんどん薄れていってしまいます。記憶の定着化を図るためにも、なるべく時間をあけずに何度も復習をするようにしましょう

出題範囲が狭ければまとめノートを作ったかもしれませんが、300件もの遺産をカバーするのは無理だと判断し、ひたすらテキストを読んでおぼえる方法をとりました。家にいるときは、声に出して読むこともしました。もちろん、おぼえかたは人それぞれなので、自分にあった方法を選ぶのが一番です。

今回の第44回世界遺産検定を受けてみて、日本の遺産に関する問題については、過去問と似たような問題がいくつか出た印象です。海外の遺産に関しては、出題範囲が広すぎるため、過去問では触れられていなかった遺産もそれなりの数が出された感じですね。

世界遺産は年々登録数が増加します。世界遺産検定2級に関して言えば、海外の遺産は出題件数が300件と決まってますので影響はほとんどありませんが、日本の遺産は年1か所ペースぐらいで増えていきます。また、1級になると、1000件以上ある世界遺産すべてが出題範囲となります。そのため、もし世界遺産検定を受けてみたいと考えている方であれば、はやいうちに受けておいたほうがおぼえる項目が少なくてすみます

世界遺産検定公式ホームページによると、全国230以上の大学・短大の入試で優遇措置が受けられるそうです。就活面でも、世界遺産検定を社内推奨資格として採用している企業がいくつかありますし、努力してきたアピールにもつながりますので、学生の方も社会人の方も受けてみて損はありません。

これから世界遺産検定を受ける方は、ぜひ頑張ってください!


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