2021-09

書評

『魔女の娘』冬月いろり(著)感想

舞台は現代日本。魔力をレンタルすることで仮初の魔法使いとなった帆香が、魔法学園に入学し、さまざまな経験を積んで成長していく物語です。 魔法に彩られた学園生活が、丁寧で温かみのある筆づかいで描かれています。 作者は冬月ふゆつきい...
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『嘘つき少女と硝煙の死霊術師』岸馬鹿縁(著)感想

第15回小学館ライトノベル大賞審査員特別賞受賞作品。 作者は岸馬鹿縁きしばかえん先生、イラストはノキト先生。 ゲスト審査員であるカルロ・ゼン先生(代表作『幼女戦記』)が賞賛した本書は、死霊術を操る少年と、彼の手によって蘇った死...
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『死者殺しのメメント・モリア』夢見里龍(著)感想

メメント・モリ。死を忘れることなかれ――。 今回読了した本書『死者殺しのメメント・モリア』は、第26回電撃小説大賞最終候補作です。 著者は夢見里龍ゆめみしりゅう先生。 死神と契約を結び永遠の命を得た美しい少女が、あるもの...
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『廃遊園地の殺人』斜線堂有紀(著)感想

かつて無差別銃乱射事件が起こり閉園に追い込まれたイリュジオンランド。事件から二十年が経過した現在、廃墟となった遊園地で再び惨劇の幕が上がる。 斜線堂有紀先生が描く、ミステリ小説です。 舞台は廃墟の遊園地。所有者となった資産家の...
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『さよなら神様』麻耶雄嵩(著)感想

今回紹介する『さよなら神様』は、1行目から真犯人の名前が明かされる、奇想天外なミステリ小説です。 犯人の名を告げるのは、全知全能の神を名乗る鈴木太郎という少年。名前からしてすでに胡散臭いですが、神様であると大半の児童が認めざるを得な...
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『僕が答える君の謎解き 明神凛音は間違えない』紙城境介(著)感想

推理を推理する、そんな世にも奇妙なミステリ小説が幕を開ける――。 事件のあらましを聞くだけで真実に辿り着いてしまう明神凛音と、彼女がその真実に至った過程を推理する伊呂波透矢のコンビが織りなす、青春ラブコメミステリです。 全3話...
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『錬金術師の密室』紺野天龍(著)感想

錬金術師が三重の扉に守られた密室で殺されるという、驚天動地のミステリ小説。 作者は紺野天龍こんのてんりゅう先生です。 錬金術師、不老不死、ホムンクルス――これだけで心くすぐられる内容ですが、さらに密室というミステリではお馴染み...
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『早朝始発の殺風景』青崎有吾(著)感想

青春ってきっと、気まずさでできた密室なんだ。『早朝始発の殺風景』 178頁 場面転換なしのワンシチュエーション&リアルタイム進行で紡がれる五つのミステリ。 著者は『体育館の殺人』で鮎川哲也賞を受賞した青崎有吾あおさきゆうご先生...
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『予言の島』澤村伊智(著)感想

島で六人の人間が死ぬ――。とある霊能者が予言が残した島で連鎖する不可解な死。これは本当に呪いなのか? 身の毛もよだつ真相が待ち受ける、ホラーミステリ小説です! 澤村伊智先生の著作のうち、「比嘉姉妹シリーズ」以外の本を読...
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『シンデレラ城の殺人』紺野天龍(著)感想

「大姉様、落ち着いてください。人間は大昔から飢餓の生活に耐えてきたのです。一食くらい抜かしたところで死にはしません」「あたしは死ぬのよ!」「つまり論理的に言えば、大姉様はいよいよ人間ではないと」『シンデレラ城の殺人』 12頁 殺され...
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