色違いの中には、どうひいき目に見ても「似合っていないな」と感じてしまうポケモンもいれば、通常色と比べても遜色ないポケモンもいる。
今回は、ぼくがスカーレット・バイオレット(SV)で出会ってきた色違いポケモンの中から、個人的にかっこいいと思うポケモンをランキング形式で紹介していく。
あくまでぼくの好みに根差した順位なので、人によっては首を傾げるようなチョイスがあるかもしれない。そんなときは、博物館の展示品を見るような適度な距離感で眺めていってほしい。
なお、ここで言う「かっこいい色違いポケモン」とは、以下の3つの条件を満たす。
- デザインがかっこいい
- 色の変化が大きい
- もとからあるよさが、色が変化しても損なわれなかった
つまり身も蓋もない言い方をしてしまえば、かっこいい色違いポケモンとは通常色の時点ですでにかっこいいということだ。なんていうか世知辛い。
第10位
スカーレット版に登場するパラドックスポケモンは、みな恐竜を彷彿とさせる原始的な姿をしている。その中でもひと際目をひくのがトドロクツキだ。三日月状の翼、獰猛な顔つき、ドラゴンを思わせる巨躯、どれをとってもかっこいい。
色違いは、身体の色が青から緑に変化した。
緑といえばなにかと不遇な色だが、トドロクツキに関してはうまく見た目とマッチしているのではないだろうか。ボーマンダと同じ色なのに、受ける印象がぜんぜん違う。どこでこんなに差がついてしまったのか。
バイオレット版パラドックスポケモンのテツノブジンと悩んだが、僅差でトドロクツキを選出した。人型ロボットよりもドラゴンのほうがロマンを感じるというのが理由だ。
第9位
たいまつからたいように大出世したウルガモスは、色違いになると6枚の羽が赤色から山吹色に変化する。金色にも見える羽で優雅に飛ぶ姿は、神秘的であり幻想的だ。むちむちだけど。
「太陽の化身」とか「炎の神」とかたいそうな呼び名がついており、その威風堂々たる姿は伝説ポケモンにも引けを取らない。あと名前がかっこいい。むちむちだけど。
炎のりんぷんをまき散らしながら飛び回るそうで、とてもむしタイプとは思えない生態だ。こんなのが大量に生息しているエリアゼロとか怖すぎる。たとえパラドックスポケモンがいなくても、立ち入り禁止措置が取られるのは時間の問題だったに違いない。あの数のウルガモスが地上に出てきたら、パルデア地方壊滅の危機である。
第8位
SVに登場したコマタナの最終進化形。進化前のコマタナやキリキザンと同様、身体の色が深く渋い赤色からクールな青色に変化した。
進化前と進化後で色が変わるポケモンもいる中、コマタナ系統の色違いは青色を貫き通しており、統一感があってよろしい。色違いのコマタナ・キリキザン・ドドゲザンでパーティを組めば、立派な武士団の誕生だ。
かっこいい見た目に反して図鑑説明は辛らつだが、そのギャップも魅力のひとつと言えるかもしれない。あと移動の仕方がユニーク。おまえ、宙に浮けるんか。総大将は座っていてなんぼ、意地でも立ち上がらないぞという強い意志を感じる。
第7位
ポケモンシリーズ初のはがね・どく複合タイプのポケモン。はがねタイプらしい銀色の身体から、ゴージャスなゴールドボディに変化した。メタリックな質感と相まって、かっこよさもひとしおだ。ぶんぶんいわせながら乗り回したい。
ブロロロームといえば、スター団が繰り出すクソデカブロロロームの姿が印象に強く残っている。ゲームの設定によくある、敵にだけ許される特殊個体だ。いいなあ、ぼくも色違いブロロロームを使ってオリジナルモービルをつくってみたいなあ。今後のアップデートで実装されないだろうか?
ふしぎなおくりもので「スター団のブロロローム」をもらったけど、残念ながら改造機能はついていない普通のブロロロームだった。
第6位
はねるか、はねた拍子にぶつかることぐらいしかできなかったコイキングが、ついに本性を表した姿。よほどうっぷんがたまっていたのだろう。あまりに凶悪すぎて、どのバージョンの図鑑説明もだいたい「凶暴である」としか書かれていない。ため込んだ不満を一気に爆発させるタイプか?
逆にその強さを買われ、映画ではミュウツーを引き立たせるためのかませ犬になったこともある。
色違いは身体の色が青から赤へ変化。過去作ではイベントで登場したこともあり、人生で最初に出会った色違いポケモンがギャラドスだった、という人も多いのではないだろうか。
ぼくも色違いのギャラドスをゲットしたときは興奮したものだ。そのあと父親が色違いのホウオウを捕まえていたけど。
第5位
NINJA!
身体の色が青から黒へと変化し、忍者らしさにより磨きがかかった。まるで黒装束だ。首に巻きつけた舌の赤色もよく映える。
図鑑の立ち姿ではいつも目を閉じているが、その余裕のある出で立ちができる忍者っぽくて好き。糸目は開眼すると強いとよく言われるが、ゲッコウガもその例にもれない。
ゲッコウガは歴代御三家ポケモンの中でも人気が高く、かなり早い段階で最強のテラレイドバトルに登場した。「かげぶんしん」で回避率を上げるという、いやらしくも忍者らしい戦術を披露し、多くのトレーナーたちを苦しめたことは記憶に新しい。
ぼくも攻撃がはずれるたび、「避けるな卑怯者! 男なら真っ向勝負しろ!」と野次を飛ばしたものだ。別のテラレイドバトルで真っ向勝負を避けたぼくが言えた義理じゃなかったけど。申し訳ない。
DLC『藍の円盤』で、めでたく野生での色違い厳選が可能になった。
第4位
ダンバルの最終進化形。もともと青色だった身体が、色違いは美しいシルバーボディに変化した。爪や顔面の装飾部分は金色となり、輝きが半端ない。ゴールドとシルバーの夢の共演だ。金属製のポケモンは色違いの判別が難しいぶん、光沢感があってよろしい。600族ということで、実力も折り紙つきだ。
初登場したルビー・サファイアでは1体しかゲットできず、しかもメタモン不在でタマゴを作れなかったことから、御三家や伝説のポケモンと並ぶ希少なポケモンだった。しかし、いまでは何食わぬ顔で野生で出現。すっかり普通のポケモンになり下がってしまった。
メタグロスは2体のメタングが合体した姿だそうだが、進化する際、どこからもう一体のメタングを補充しているのかは謎。
第3位
ゾロアが進化したばけぎつねポケモン。長いたてがみが赤色から紫色に変化し、あくタイプらしいダークな感じに仕上がった。月下の摩天楼がめちゃくちゃ似合いそうだ。
凛々しい顔立ち、しなやかな体躯、そしてどんなポケモンにも化けられる特殊能力。見た目も能力も完璧なうえ、伝説のポケモンでないにもかかわらず映画のタイトルに抜擢された経験まで持つ。これだけ魅力があふれているのだ、推さないという選択肢がはたしてあるだろうか。
SVでは野生で出現するものの、フィールド上ではほかのポケモンに化けている。そのため、かがやきパワーとかいう超不思議パワーで気軽に色違いゲットというわけにはいかず、厳選の難易度はかなり高い。そう簡単にゲットされてたまるか、という気概を感じる。さすが幻影の覇者だ。
ぜひ次回作も内定してほしい。
第2位
好き。モフモフしたい。
第1位
なんだこのかっこよさの権化は! デザインもよければ色もいいなんて反則過ぎるだろ! 初代では「そらをとぶ」をおぼえられなかったポンコツのくせに!
そんな恨み節がほかのポケモンたちから聞こえてきそうな完全無欠の色違い、それがリザードンである。
ドラゴンらしいデザインに黒が絶妙にマッチして、360度どこから見ても文句のつけようがない色違いが爆誕した。真紅の翼もいい味を出しており、まさに漆黒の竜といった出で立ちだ。かっこよすぎるんだが? こんなの堂々の1位以外ありえないんだが?
ヒトカゲやリザードが黄色くなっただけだから、てっきりリザードンも同じ運命をたどるのかと思いきや、まさかの黒。いい意味で期待を裏切られた。
ゲッコウガを見たときも思ったが、どうやら黒というのは、かっこよさが約束されたも同然の色らしい。いったいどんな善行を積めば、これだけ非の打ち所がない色を与えてもらえるのだろうか。
これから新規で登場するポケモンたちは、ぜひリザードンにインタビューしておくといい。色違いは一生ものだ。へんな色を与えられたら最後、この先ずっとポケモントレーナーから白い目で見られることになる。どんな色を与えられるかで、この先の運命が決まるのだ。
まとめ
とりあえず黒色になっておけば間違いない。
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
当サイトで使用しているゲーム画像の著作権、商標権、その他知的財産権は、当該コンテンツの提供元企業に帰属します。
コメント
レックウザァァァァァ
初めてゾロアークの色違いを見たんですけど、ものすごくカッコいいですね!
僕はシャンデラが一番好きな色違いです!前にあげてくれたヒトモシの厳選方法で楽々ゲット出来ました!ありがとうございました。
この結論に異論は0wwボーマンダとかも黒だったらよかったかもしれないのに・・・
僕はゾロアークの色違いはヒスイの方が好きかなぁ通常色は普通のが好きだけど
あと僕が一番好きな色違いはミカルゲですかね
黒はハズレがないのが強くもあり、いい意味でズルくもある。